毎日新聞
保育園の待機児童数が全国の自治体で最も多い世田谷区の保坂展人区長は8日の記者会見で、10月から区内の私立保育園の常勤の保育士、看護師計約2,400人に対し、給与を上乗せする方針を明らかにしました。人材確保が目的で、給付額は小池百合子知事が今月中に…
未就園児を抱える若い母親らの明るい笑顔が並びました。7月15日、橋本市城山台2の紀見地区公民館で開かれた、市家庭教育支援チーム「ヘスティア」アラカルト班のおもちゃ作り。保護者が子育て仲間と一緒に、手作りおもちゃに挑戦します。地域の親子サークル…
青森市中心市街地で8日、0歳児の保育施設「和幸保育園分園 中新町まちなか乳児室」が開園しました。市街地にある土地や建物の所有者と社会福祉法人をつなぎ、民有地に保育施設を開設する県の「民有地マッチング事業」で、今回が契約成立第1号。県は利便性の…
塩崎恭久厚生労働相は5日の記者会見で、政府が打ち出している待機児童解消加速化プランで2017年度に予定していた保育の受け皿整備の約4万人分について「16年度補正予算で、16年度内に2万人分を前倒しして整備する」と述べました。 塩崎氏は「保育人材の確保…
十和田市は3日、保育所と認定こども園の保護者に対する利用者負担額(保育料)の決定通知書で、2015年4月〜2016年3月分と16年4〜7月分の算定に誤りがあったと発表しました。 市によると、20人の児童に関する保育料算定に誤りがありました。保育料を過少通知し…
児童虐待を防ぐため江東区は、3歳から未就学児の保護者を対象に「KOTOハッピー子育てトレーニング講座」を、秋から区内4カ所の家庭支援センターで開きます。区立保育園の保育士らを対象としたトレーナー養成講座も実施。将来は修了者が講師になり、講座を開…
盆踊りはどっちが上手かな?−−。順天堂大学の事業所内保育所(東京都文教区)で7月20日、「夏祭り」が開催され、同大に通う留学生たちが子どもたちと「日本の夏」を楽しみました。 △出典:毎日新聞 留学生が同保育所の行事に参加するのは、昨年行われた節分…
東京都知事選において、候補者はそれぞれ、待機児童問題の解決を掲げています。都知事が誰になろうと、東京都の「待機児童数日本一」という問題は解決しなくてはなりません。そして都の役割は重要です。新都知事がやるべき政策を提言したいと思います。現在…
毎日新聞が全国の156市区町村を対象に実施した待機児童などに関する調査では、保育施設などの増設のために保育士のさらなる待遇改善を求める意見があった一方、子どもを預けなければならない人を減らすために「働き方改革」の必要性を指摘する声も多かったで…
毎日新聞の調査で、待機児童の約3倍に当たる5万人以上が確認された「隠れ待機児童」。自治体が待機児童数を見かけ上だけ少なくもできることを示しており、保護者の不満は強いです。 待機児童が1,198人に上る東京都世田谷区の保坂展人区長は6月の記者会見…
京都市上京区の市認可保育所「せいしん幼児園」で2014年7月、園児の榛葉天翔(しんば・あもう)ちゃん(当時4歳)がプールで溺れ、その後に死亡したのは保育士が監視義務を怠ったためとして、天翔ちゃんの両親らが21日、園を運営する社会福祉法人「正親福祉会」…
「医療・介護」も重視 東京都知事選を巡って16、17日に毎日新聞が実施した電話世論調査で、新知事に優先して取り組んでほしい政策を二つまでの複数回答で聞いたところ、「教育・子育て」と答えた人が41.9%で最も多い結果となりました。「医療・介護」(39.9…
保育園の実態を取材したルポ「ブラック化する保育」(かもがわ出版)を関西の元認可保育園長、大川えみるさん(ペンネーム)が出版しました。現場をよく知る立場から、保育士は子どもの成長を支えるやりがいのある仕事ですが、低賃金で労働時間が長く、働き続け…
政府が掲げる「1億総活躍社会」や女性活躍推進法の施行をきっかけに、働き方改革に注目が集まっています。社員から医師などを育てる「フューチャー制度」や有期採用の「キャリア制度」など斬新な取り組みで知られるタマノイ酢(堺市)の播野勤社長に狙いを聞き…
萩焼の里を紹介する萩市の「陶芸の村公園」(同市椿東)に遊具施設が完成しました。16日に式典があり、利用できるようになります。 施設は、滑り台やブランコなどが一体となった高さ約6メートルの複合遊具。地面には天然芝が敷かれ、屋根が付いたベンチもあり…
栃木県こども政策課は、県内の保育所などの利用を希望する待機児童数(4月1日現在)は155人で、前年より95人減少したと発表しました。 待機児童数が前年より減った自治体は、宇都宮市29人(前年比107人減)▽小山市27人(同26人減)▽栃木市10人(同13人減)−−など6市…
待機児童対策として区立公園4カ所を保育園に転用する計画を打ち出している杉並区は12日、久我山東原公園と向井公園に代わる遊び場を8月1日から開放すると発表しました。いずれも地元住民から公園維持を求める声が上がっていますが、区は同日から保育園建設に…
奈良市は臨時の保育教育士(保育士・幼稚園講師)の確保に向け、8月24日〜26日、市役所1階の市民ホールで就職フェアを開きます。 市によると、市内の待機児童数は85人(4月1日現在)。待機児童の解消に向け、保育教育士の確保が必要になるといいます。 臨時の保…
認定こども園や保育所に就職を希望する学生や保育士らを対象にした就職相談会が、松山市道後町2のひめぎんホールで開かれ、約230人が参加しました。 県の主催で今年が4回目。会場には県内の各市町や民間が33のブースを出し、各施設の概要や求人状況を紹介し…
参院選は10日に投開票が迫りました。今回の選挙戦でも論じられている保育士の待遇問題、高齢者の年金問題に焦点を当て、県内の現状を2回にわたって探ります。 「結婚したいと思っても相手を養っていける自信がない」。奈良市内の市立こども園で、非正規雇用…
腕の中でぐずる10カ月の次男にお菓子を食べさせながら、船橋市の会社員、吉満満希子さん(36)は先月下旬、焦る気持ちを打ち明けました。「4月に職場に復職すればよかったかもしれない」。9月に復職するつもりでしたが、市内の認可保育所は定員を超えていて入…
松江市立津田小学校で5日、児童や近くの保育園児ら約1,000人が七夕飾りを作りました。児童らは長さ約5メートルの笹約100本に赤や青、黄色の飾りや短冊を結び付けました。 △出典:毎日新聞 子どもたちに伝統行事に親しんでもらおうと、地元の公民館やPTAなどが…
武蔵野市は5日から、子どもを預けることができる施設などの保育情報を、保育士らが紹介してくれる「出張相談」と「土曜相談」の申し込みを始めます。 子育て中の市民らの「市役所が遠い」「平日行くのが難しい」という要望に応えた試行的な取り組み。対象は…
6月下旬、橋本市立高野口小学校。歴史ある木造校舎の教室で、今年度2回目の同小保護者懇談会「ママズカフェ」が始まりました。参加者は16人。夫婦で参加した保護者もいます。 「黄色の食べ物を思いつく限り書き出してください」。同市家庭教育支援チーム「ヘ…
世田谷保育園戦争(1) 待機児童数が全国1位の東京都世田谷区で、近隣住民の反対のため、複数の保育園計画がストップしています。いったい何があったのでしょうか。特別編を3回に分けてお伝えします。 高級住宅地として知られる大田区の田園調布の駅から歩いて…
自民党が「一億総活躍社会」を掲げて子育てや介護を重視する姿勢を示したため、社会保障分野では与野党の対立軸が見えにくくなりました。消費税率引き上げの再延期に反対する党はなく、結果として財源の裏付けがあいまいな政策が並んだ印象は否めません。 「…
阪南市が進める「総合こども館(仮称)」計画を巡り、市議会は28日の本会議で、計画の是非を問う住民投票条例案を賛成3、反対12で否決しました。 市立幼稚園・保育所7カ所を統合する市の総合子ども館計画については5月、反対する母親らが住民投票を求め、約1万…
保育所などに通う子どもの送迎拠点となる「龍ケ崎市駅前こどもステーション」が27日、同市佐貫3の佐貫駅東口にオープンしました。バスで各園への送迎サービスを行うことで、駅から通勤する親が乗車前に子どもを預け、帰りにすぐ引き取ることができます。「子…
江戸川区は今月から、区内の一人親を対象に、さまざまな悩みを聞く「ひとり親相談室 すずらん」を子ども家庭支援センター(瑞江2)内に開設しています。産業カウンセラーなどの資格を持つ支援員を2、3人配置し、子育てや生活、仕事などさまざまな相談に1カ所で…
保育園の保護者で運営する父母会活動。親子の交流イベントを企画したり待機児童問題に取り組んだりと活発に活動する団体もあれば、人員確保や活動継続に困る例も多いです。専門家は「親同士がつながり、園とともによりよい保育を実現する場として活用して」…