子どもたちと「日本の夏」体験 事業所内保育所で留学生がボランティア
盆踊りはどっちが上手かな?−−。順天堂大学の事業所内保育所(東京都文教区)で7月20日、「夏祭り」が開催され、同大に通う留学生たちが子どもたちと「日本の夏」を楽しみました。
△出典:毎日新聞
留学生が同保育所の行事に参加するのは、昨年行われた節分の豆まきと七夕祭りに続いて3回目。「夏祭り」に参加するのが今回が3回目。「地域の人たちともっと交流したい」という留学生の希望を受け、ボランティアとして手伝ってもらうことになりました。
今回は過去最多の13人が応募しました。ヨーヨーを膨らませるなど準備に汗を流した留学生らは、法被姿で子供たちを迎えました。音楽に合わせて盆踊りを一緒に踊ったり、縁日の屋台を模した「お店屋さん」では「いらっしゃい、いらっしゃい!」と子どもたちを迎えたりと、楽しいひとときを過ごしました。
中国出身で、現在同大で研究に取り組む白静さんは「小さな子どもたちと一緒に行事に参加できて、とても貴重な体験になりました。伝統文化に触れる経験を小さい頃からできて、日本の教育の素晴らしさを感じた」と語りました。フランスから短期研修中のフ・アリスさんも「日本の子どもたちと異文化を体験できてとても楽しかった」と笑顔を見せました。
保育所を管轄する人事部の岩崎幸雄部長は「6年前に保育所を移転し、広いスペースで四季折々の行事ができるようになりました。今後もその利点を生かし、交流活動を続けていきたい」と話しています。