保育ニュースまとめブログ

保育に関連するニュースや記事をまとめたブログです。保育士さんや幼稚園教諭さん、子育て中の保護者の皆さん、保育に関心をお持ちの方々にぜひ読んでいただきたいです。

「子どもが大好きなかわいいあの子! どんぐりの絵本」

 秋になると、部屋の中に何やらころころ…。子どもが拾ってきたどんぐりが、あちらこちらに転がっていたりしますよね。小さくて、まるくて、つやつやしたどんぐりは子どもの「集めたい欲」を刺激するだけでなく、姿を見るだけでなんだか大人もほっこりしてしまいます。

 今回は愛らしさ満点のどんぐりを題材にした絵本を集めてみました。

■どんぐりころちゃん

f:id:wataru-hojo1111:20160930154500j:plain

△出典:Woman excite

 どんぐりといえば、ちょこんと頭にのったぼうしがかわいらしい印象がありますが、この絵本に出てくるどんぐりはぼうしを逆さまにして、踏み台にしている姿がとてもキュート!

 描きこまない素朴な表情ながら「みんなで楽しもう!」という温かい世界観が広がっています。地面に落ちたどんぐりたちは、色や形や大きさなど微妙な違いがあることにも感心。巻末には歌って遊べる楽譜と遊び方が付いているので、親子での手遊びにもおすすめ。まだ、どんぐりを知らない0歳児から楽しめる、愛らしいどんぐり絵本です。

■どんぐりむらのぼうしやさん

f:id:wataru-hojo1111:20160930154511j:plain

△出典:Woman excite

 のっぽの「ぽー」、ちいさな「ちい」、くるくるまきげの「くりん」。3つぶで切り盛りしているのは「ぼうしやさん」。売れなくなってしまったぼうしを売るため、別の街に売りにいく3つぶたち。そこで、ねずみのお母さんが買ってくれた4つの同じぼうし。「どうして同じものを買うの?」と思った3つぶが、ねずみ母さんの後をつけていくと…。

 そこで自分たちのぼうしには足りなかった「あること」に気付きます。ぼうしひとつひとつのデザインにまで気を配る作家さんの愛情を感じる絵本。どんぐりを「1人」ではなく「1つぶ」と数えているのも、なんだか新鮮です。

■まいごのどんぐり

f:id:wataru-hojo1111:20160930154526j:plain

△出典:Woman excite

 コウくんから「ケーキ」と名付けられた木の子ども、どんぐり。コウくんと一緒にかけっこしたり、散歩したり、泳いだり…。そんなある日、まいごになってしまったどんぐりをコウくんは一生懸命探します。どんぐりも見つけてもらおうと一生懸命です。そのうち舞い降りてくる落ち葉の中で眠り込んでしまったどんぐりが、明るい日差しで目を覚ましたとき、目にしたものとは…。変わらない愛情、消えない絆。年月をへてもなお、そこにある何かを感じさせる名作絵本です。

■どんぐりころころ おやまへかえるだいさくせん

f:id:wataru-hojo1111:20160930154536j:plain

△出典:Woman excite

 「どんぐりころころ、どんぐりこ~」というフレーズなら、一度は口にしたことがありますよね。童謡「どんぐりころころ」は実は2番まであって、最後は「お山が恋しい」とどんぐりが泣き、どじょうが困ってしまう…という終わり方をしています。

 では、その後はどうなったのでしょう? そんな疑問を解決してくれるのがこちらの絵本。うちが恋しいどんぐりのため、お池の仲間がしたこととは…。おなじみの童謡が、小さなどんぐりをテーマにしているとは思えないほど、わくわくドキドキの壮大な大冒険物語へと進化をとげた一冊です。

 

 ただ愛らしいだけでなく、大人の心をもグッとつかむ「大切なこと」や「変わらないもの」を教えてくれる、どんぐり絵本。童謡の続きを絵本にしてしまう発想も、とてもおもしろいですね。道のすみっこで出会いを待っているどんぐりたち。今すぐ親子で、会いにいってみませんか?

信州こども食堂:参加1,100人に 地域で子育て定着 ホットライン信州、70回開催 一緒に食事/母親が悩み共有 /長野

 子どもに無償で食事を提供する「信州こども食堂」( NPO法人ホットライン信州主催)が今年1月に活動を始めてからの参加者が累計で1,100人を超えました。子どもだけでなく、子育てに悩む保護者の居場所としても定着しつつあります。

 両親が共働きで家族で食事をする機会が少ない子どもや、子育てに悩み、情報交換を求めている母親などが参加しています。これまでに県内各地で約70回開きました。

 長野市鶴賀緑町のふれあい福祉センターで今月17日にあったこども食堂には、小中学生と幼児約30人が参加。ボランティアの大学生たちに算数などの勉強を教わった後、テーブルを囲んで焼き肉定食を食べました。食後は、学生や親と風船で遊んだり、ポップコーンを食べたりして、会話と笑い声が響きました。母親たちは会場の一角で「いい服あった?」「体調が良かったら次も参加しようね」などと、もらった子ども服や子育てについて話していました。

 4月から参加している長野市の40代主婦は昨年、子育ての疲れで体調を崩して1週間入院したといい、息抜きの時間を求めて5歳の長男と参加しました。「子育ては闘い。1食でも作らなくていいと思うと気が楽になる。国は、こういう場所のためにお金をかけ、支援を充実してほしい」と話しました。

 長男、長女と参加した渡辺瞳さん(33)=長野市吉田=は、調理など運営側の手伝いもしています。「ここは他のお母さんと悩みを共有できる場所」と語りました。

 ホットライン信州は、経済的、精神的に困っている人や孤立している人などを対象に、悩み相談への対応や食料の提供などの支援を行っています。

 発起人の青木正照代表(66)=松本市=はアドバイザーとして活動するうち、悩みを相談する人の多くが、幼少期に「家が貧しかった」「親が精神的に不安定で育児が十分できなかった」「地域で孤立していた」などの経験があることに気づき「食をツールに地域で子どもを育てよう」と思い立ちました。

 こども食堂を始めた際は「この地域に貧困はない」と一部の住民から活動中止を求められたこともあったといいますが、信念を曲げませんでした。

 親は1食100〜300円が必要。開催場所や日程はホットライン信州のホームページ(http://hotline-shinshu.jimdo.com)で確認できます。

問い合わせは同NPO事務局(0120-914-994)。

“雨の日”にこそ行きたい! 動物園のような親子カフェ「Picnic Cafe WANGAN – Zoo Adventure」

 「今日は子どもと動物園におでかけ♪初めて見るキリンにわが子はどんな反応をするかな?と、楽しみにしていたところ急に雨が……。」

 こんなとき、あなたならどうしますか?

 今回は、雨でも大丈夫! まるで動物園に来たかのような気分が味わえる「Picnic Cafe WANGAN – Zoo Adventure」をご紹介します。

■Picnic Cafe WANGAN – Zoo Adventureとは

 都営大江戸線勝どき駅から徒歩5分。運河沿いの倉庫を利用して作られたという同店は、「登る・泳ぐ・隠れる・くぐる・飛び跳ねる」をテーマに、都内で唯一大型立体遊具を完備する、エンターテイメントカフェです。店内には高さ約6m、クビの動く実寸大のキリンのほか、全長2.3mの大きなカバ、鼻や耳、首が動く小ゾウなどといった動物のモニュメントが多数展示されており、動物好きのお子さんにはたまらない内装となっています。

 店内は、子どもが遊べる「プレイスペース」、飲食ができる「カフェスペース」、ママ会やお誕生日会などに最適な「パーティースペース」と、大きく分けて3つのエリアから構成され、ゲストの用途やシーンに合わせていろんな利用ができます。

f:id:wataru-hojo1111:20160929204409p:plain:

△出典:niftyニュース

ママが喜ぶポイントポイント1

まるで遊園地! 国内最大級のプレイグランドを完備!

 同店最大の魅力はなんといっても圧倒的“広さ”です。親子カフェといえば通常、ビルの一室で営業されているお店がほとんど。そのため店内の広さもそれなりですが、こちらは大きな倉庫をまるまる店舗として利用しているのでとにかく広いです。天井も高いので、上にも横にも広がる壮大な空間に、大人の私も思わず走りだしたい衝動に駆られたほどです。

 驚いたのは広さだけではなりません。なんと店内には約6mにもなる大型立体遊具「ズー アドベンチャー(Zoo Adventure)」が!

 この巨大アスレチック、登ったりくぐったりして遊べるほか、ボールプールやすべり台もあるので、子どもたちは夢中になること間違いなしです。さらにアスレチックの途中には、女の子がおままごとをして遊べる「キッチンスペース」があるなど、まるで隠し部屋のような仕掛けも。ワクワクするような工夫が満載になっています。(※大型立体遊具の利用は8歳のお子さんまで)

 なお、スタッフさんは常駐するものの、基本的に保護者の方が付き添って遊んでくださいとのことなので、普段の運動不足解消をかねて子どもと一緒に遊んでみるのもいいですよ。(ちなみに滑り台を滑ってみたのですが、なかなかスリルがあり楽しかったです)

 まだアスレチックで遊べない……という、乳幼児連れのママさんでも大丈夫!ぬいぐるみや絵本が置いてある、乳幼児専用のプレイスペースから、授乳室・おむつ替え用の部屋までバッチリ準備されています。

ママが喜ぶポイントポイント 2

ワーキングママにうれしい“コワーキングスペース”がある

 子どもが遊べるプレイスペースの隣にはなんと、働くママにはうれしい作業スペースが! FREE-WIFIは飛んでいないものの、自由にパソコン、電源が使えるため、私のように働くママたちが、子どもを遊びに連れて行きがてら仕事を片付けよう……なんて利用もできちゃいます。

ママが喜ぶポイントポイント3

飲食物の持ち込み自由! 外食費用が浮いちゃう

 親子カフェといえばお店ごとに趣向をこらしたフードメニューも注目ポイントですが、こちらのお店はどんなメニューを提供しているのでしょうか。お店の人に伺ったところ……なんと!提供しているのはドリンク(400円~)とマフィン(450円)のみだとか。その代わり、食べ物・飲み物(お酒はNG)はすべて持ち込みOKです。

 お弁当を持参すれば、店名のとおり室内でピクニック気分を味わえちゃうそうです。外食費用をカットしたい家庭にはうれしいポイントですね。また、店内に置いてある電子レンジは自由に使っていいそうなので、冷えたお弁当を温めて食べることもできます。

 お弁当を作るヒマがないというママたちはケータリングやデリバリーを利用してみて。責任が持てる範囲内であれば、基本、自由な利用がOKだそうです。過去にはケーキの材料を持参し、店内でデコレーションパーティーを開いたお客さんもいたそうですよ。各々のシチュエーションに合わせて思い思いに楽しんでください。

 雨の日でも思いっきり体を動かして遊べる「Picnic Cafe WANGAN – Zoo Adventure」。雨で予定が中止になっちゃった、雨でも子どもを連れて遊びに行きたいと思ったときは、ぜひ遊びに行ってみてはいかがでしょうか?なお、これからの季節、倉庫をリノベーションして作った店内はほどほどに寒いそうです。その日の気温によって、お子さんの服装を工夫しておでかけしてくださいね。

保育の質、安全確保を 都内の首長ら厚労相と意見交換

 待機児童問題で、塩崎恭久厚生労働相は27日、待機児童の多い東京都内などの首長らから現場の実感や要望を聞きました。首長らからは、国が特区で小規模保育所の年齢制限撤廃を検討していることに反対の声や、企業主導型保育施設の安全性を懸念する声が出ました。 

 ビルの一室などに設置されている小規模保育所は、入所が2歳児以下に制限されていますが、内閣府は特区で年齢制限の撤廃を検討。小池百合子東京都知事も国に要請しています。しかし、動きが活発になる3歳以上の子を狭い施設に入所させることに、保護者や専門家から懸念の声が出ています。

 文京区の成沢広修(なりさわひろのぶ)区長は「保護者の就労のために子どもの最善の利益を犠牲にしてはいけない。保育の質にかかわることを特区でやるのは違うと思う」と慎重な対応を求めました。

 世田谷区の保坂展人(のぶと)区長は、企業などが社員向けに設置する認可外の企業主導型保育施設について、安全性への懸念を表明。開設時に自治体の審査を受けない上、都などの検査もほとんど行われていない。保坂区長は「都道府県に指導監査の義務付けを」と求めました。

 兵庫県明石市泉房穂(ふさほ)市長は「虐待、貧困など子どもの危機対策全般を話し合うべきだ」と提言。塩崎大臣は「子どものニーズにこたえられるよう、しっかりやっていく」と話しました。

 待機児童対策で大臣と首長の意見交換は今年2回目。この日は14自治体から参加がありました。

待機児童対策 板橋区が定員1,050人増 過去最大規模、来春までに

 板橋区は26日、待機児童解消対策として、来年4月までに1,050人の定員増を目指す計画を発表しました。区によると、1年間の定員増では過去最大規模になります。補正予算案に約5億5,400万円を計上し、開会中の区議会に提案しました。

 1,050人の定員増の内訳は、認可保育所10カ所の新設で782人のほか、小規模保育所7カ所で133人、事業所内保育所4カ所で76人、認可保育所4カ所の改築などで59人。

 認可保育所が新設されるのは、板橋、赤塚、志村、常盤台の4地域。今後は、大型マンション建設が進む加賀、蓮根両地区への新設を検討します。

 当初予算では、認可保育所7カ所の整備(387人)を中心に、保育定員を608人増やす計画でした。区は昨年度に保育定員を567人分増やしましたが、待機児童数はことし4月時点で376人(育休中78人を除き、やむを得ず育休延長は含む)。昨年より2人減の横ばいで、23区では3番目に多かったです。このため、補正予算を組んで充実を図りました。

 この日の記者会見で坂本健(たけし)区長は「来春の待機児童数は、限りなくゼロに近付けたい。来年度末には待機児童ゼロを目指す」と意欲を示しました。

絵本買っても読まない…子どもの学習意欲を摘んでいる親のNG行動

子どもの「学びたい意欲」を摘んでしまう親の残酷な行動3つ

 親が言わなくても自分から机に向かって勉強をする子に育ってほしい、と考える親御さんは少なくないと思います。とはいっても現実は甘くはなく、「勉強しなさい!」「宿題しなさい!」「課題はやったの?」などと親がガミガミ言わなければ駄目なケースがほとんどです。しかし実は、親の育て方がその原因だったとしたら……。

 そこで今回は国立小児保健・人間発達研究所(米国)の情報を基に、子どもの学びたい意欲の芽を知らず知らずのうちに摘んでいる親のNG行動を紹介します。 

■NG1:絵本を買い与えるだけで読んであげていない

 子どもの学びや健やかな成長を祈って、わが子に絵本を買い与える親御さんは少なくないと思います。ただ、買うだけでなくその絵本を子どもに毎日、声を出して読んであげられていますか?

 家事にパートにと忙しい毎日を送っていたり、2人目、3人目の子育てで疲労困ぱいになっていたりすると、読んであげられていないというケースも少なくないと思います。子どもが「読んで!」と本を持って甘えてきても、「後でね」「明日ね」「今日は疲れているからごめんね」などと、好奇心の芽を摘むような言動をしてしまいがちです。

 国立小児保健・人間発達研究所によると、日課のような読み聞かせは、生涯にわたって自ら学び続ける姿勢を子どもに身につけさせる基礎となるといいます。単に読むだけでなく、「次はどうなると思う?」などと物語を想像させたり、「どうして金魚は逃げたんだと思う?」などと登場人物の心を考えさせたりすると、より子どもの成長に役立つそうですよ。

■NG2:指さし学習を子どもと一緒にしていない

 子どもが言葉を覚え始めると、空を飛ぶ鳥を指さして「あれ、なあに?」と聞けば、「とり!」と叫んでくれます。どこかの壁に描かれていた花を自分で見つけて、「チューリップ!」と教えてくれたりもしますよね。国立小児保健・人間発達研究所によると、こういった何気ない指さしの学習習慣は、子どもの言語能力だけでなく、“学ぶ楽しさ”そのものを育んでくれるのだとか。

 もちろん帰宅を急いでいるときや、2人目、3人目の子どもが暴れているときに、「子どもの言葉にいちいちリアクションなどできない!」という親御さんの本音もあるでしょう。目も合わせず「そうだね」と適当に相づちを打って終わりといった場合も少なくないはずです。

 しかし、子どもが何かを指さして言葉を発した瞬間をとらえて子どもと目を合わせ、大きくリアクションをとったり、褒めてあげたり、「じゃあ、リンゴはどんな形をしている?」などと会話を発展させたりする習慣は、わが子の学ぶ意欲に極めて大きな影響を与えるそうです。

■NG3:子どもと一緒に数を数えない

 子どもは数を覚え始めると、いろいろ数えたがりますよね?駐車場のアスファルトに印字された駐車ナンバーを1から順番に読み上げたり、エレベーターの数字を読みたがったり、いろいろなものを数えます。国立小児保健・人間発達研究所によれば、親と一緒に数を数える練習は算数能力を高めるだけでなく、何かを学ぶ楽しさを子どもに教えてくれるといいます。

 帰宅を急いでいるときに子どもが何かの数字を熱心に数え始めたら、とっとと抱きかかえて家路につきたくなります。ですが、数字や算数の勉強が好きになる子どもに育てるチャンスだと思って、積極的に付き合ってあげられるといいですね。

 以上、子どもの学習意欲の芽を摘み、自ら進んで勉強しない子どもに育ててしまう親のNG行動を紹介しましたが、いかがでしたか?忙しい毎日の中で簡単ではないと思いますが、子どもの学ぶ喜びを日々の積み重ねでちょっとずつ育ててあげたいですね。

つかまり立ちが楽しくなるおもちゃとは?

 「なかなかつかまり立ちしない」「つかまり立ちをしながら、どう遊ばせて良いのか分からない」と悩む保護者の方は多いですよね。さらに「つかまり立ちのあと、歩き出すためにはどうしたら良いのか」など、つかまり立ちをしたあとも心配がつきません。

 まだつかまり立ちをしないお子さまが、興味をそそられてやる気が出てくるようなおもちゃから、つかまり立ちのあとさらにステップアップしたいお子さままで、おもちゃの種類もさまざまです。そこで、お子さまのタイミングに合わせて長く遊べるようなおもちゃをご紹介しましょう。

f:id:wataru-hojo1111:20160923154810j:plain

△出典:ベネッセ教育情報サイト

お子さまのやる気と興味を引き出すのがポイント

 つかまり立ち成功前のお子さまの場合には、メリーのついたタイプや机や椅子などの形に変形できるタイプのジムがおすすめです。

 最初は寝転がって遊んでいても、お座りできるようになったら保護者のかたが違う形を見せてあげたり、その新しい形で遊んで見せたりすることで、お子さまも興味をもつようになります。「上の方の部品にさわろうとしたら、自然と立てた!」となるように促してあげましょう。0カ月から使えるものも多いので、1台あると長く遊べて便利ですよ。

 ハイハイは上手なのに、なかなか立たないというお子さまには、ピアノやドラムがついているタイプのおもちゃがおすすめです。音楽が好きなお子さまなら、いろいろな音にワクワクして立ち上がろうとがんばってくれるかもしれません。

お子さまの好奇心をくすぐるおもちゃでステップアップ

 つかまり立ちをするようになると、ちょっと目を離したすきに、不安定な椅子や小さなテーブルに手をついてバランスを崩してしまったなんてことも起こりがちです。そんなときに、つかまり立ちしやすい安定感と、飽きさせないしかけがあるおもちゃがあれば安心ですよね。

 デスクタイプのジムは音が出るボタンがついていたり、クルクル回るしかけがついていたりするので、お子さまも飽きることなく遊べます。また、ボックスタイプのおもちゃもおすすめです。四角いので安定感があり、型はめ遊びや色遊びなど知育玩具としても楽しく遊べて一石二鳥です。

 つかまり立ちができるようになったことで、それまでよりも視界が開け、いろいろなことに興味をもち始めるお子さまも少なくありません。そんな行動的なお子さまには、ウォーカータイプ(手押し車タイプ)のおもちゃがおすすめです。またがって遊べるバイクから手押し車に変形するものなら、歩くようになってからも長く遊べて重宝します。

お金をかけずに手作りおもちゃで

 おもちゃを買ってみたものの、お子さまが必ずしも喜んで遊んでくれるとは限りませんよね。そこで、手作りおもちゃで楽しんでみるのはいかがでしょうか。簡単なのは、牛乳パックで作る椅子をアレンジする方法です。紙やいらないフィルムケースなどで作ったパーツを出し入れできるように、蓋の部分にいくつか穴を開けておきましょう。

 牛乳パックの椅子は強度も十分ですし、いらなくなったらすぐ処分できるので便利です。段ボールや発泡スチロールでも作れますが、その際にはお子さまがつかまり立ちしたときに変形しないよう強度に気をつけましょう。

 さらに、その箱を押せるような取っ手をつけてあげると手押し車代わりにもなります。車輪がついていなくても、素材が紙なので、フローリングやカーペットの上を押して歩くことができます。うまく進まない場合には、ビニールテープやクリアファイルなどを張りつけてすべりやすくしてあげてみてください。お子さまの大好きなキャラクターの絵を描いてあげたり、シールを貼ってあげたり、親子で作る過程も楽しめます。

お子さまが自然と立ち上がりたくなるおもちゃを選ぶのがポイント

 いかがでしたでしょうか?つかまり立ちは、お子さまの体の発達に合わせてできるようになります。できないからと無理に立たせようとするのは、お子さまの体に負担になるとともに、ストレスにもなってしまうのでやめましょう。

 それよりも、お子さまが楽しんで遊べるようなおもちゃや遊びを工夫することで、自然と立ち上がりたくなるのをサポートしてあげたいものです。そのためにも、保護者のかたが楽しく遊んで見せるのもポイントですよ。