小池都知事 管理職員400人を前に「イクボス」宣言
小池百合子東京都知事は12日、部下の仕事と育児などの家庭生活との両立を支援する「イクボス」を宣言しました。都庁内で約400人の管理職員を前に小池知事は「思い切って働き方を変えていこう。上司が育休への理解を深め、部下が安心して子育てする時間を与えてほしい」と呼びかけました。
イクボスは部下の育児に理解のある管理職のことで、イクボス宣言は全国の自治体や企業に広がっています。小池知事は家庭を大切にする「ライフ・ワーク・バランス」を掲げており、都の管理職約3,200人に、各職場で「イクボス」を宣言し実践するよう促します。
都庁から率先して育児休業の取得や残業時間の削減などによる子育てしやすい環境づくりを進め、都内の民間企業の意識改革につなげるのが狙いです。都職員支援課によると、ここ数年の都職員の育休取得率は女性の9割に対し、男性は約5%だといいます。