こんな子育ては逆効果。良かれと思って親がしてしまう(やめた方がいい)子育て7選
子どもにはできるだけのことをしてやりたい…親ならそう思って当たり前ですよね。でもこんな子育ては熱意だけが空回りしてしまって、実は子どもにとっては逆効果なようです。
1.子どもに個性的な名前をつける
「子どもには自分の好みの世界でたった一つしかない個性的な名前をつけたい」そう思う親も最近増えてきていますよね。 しかし、個性的な名前というのは人があまり聞きなれていない名前ということ。
もし子どもが大人になったときに何度も聞き返されたり、必要以上に目立ってしまったりということもあります。まずは、自分に置き換えて、自分だったらその名前を呼ばれたいかどうか、名前を付ける前に考えてみるのも良いかもしれません。
2.子どもに学校や友達の間で流行っていることを禁止させる
あまりに友達のまねばかりして、友達がもっているゲームが欲しいだとかすぐにおねだりしてくるのは考えもの。けれど、みんなが見ているテレビ番組を親が「よくないから」といって過剰に制限したりすると、子どもの社交性も育たなくなってしまいます。 あるアメリカの大学の2009年の調査では、子ども時代に、友達からの影響を少しでも受けたと言う子は、大人になって社交性があるとのこと。
親の判断は第一条件ですが、あまりに友達の影響を受けさせないというのは良くないのかもしれません。
小さいうちから自分で取捨選択する力を身につけさせておきたいものですね。
3.スポーツを無理にやらせる
子どもには、「日常的に運動させ、運動神経を身につけさせたい。」「チームスポーツからスポーツマンシップや友情を育んでもらいたい。」そんな願いをこめて、子どもにスポーツを勧める親も多いのではないでしょうか。
特に「勝つことがすべて」というような考えのコーチに当たってしまったら要注意。 まずは、子どもが楽しんでやっているか親が注意深く見ていきましょう。 小さいうちは「結果」より「過程」に重点をおく子育てをしていきたいですね。
4.子どもの宿題をやってしまう
子どもがわからなくて、手伝ってほしいと言ってきたら手伝うのは、OK。しかし、なかなか終わらずもう寝る時間だからといって、ささっと親が終わらせてしまうのはNGです。
子どもが困っていたらその宿題から子どもが何を学んでいるのか見極め、それを邪魔しない程度に手伝うのが良いのではないでしょうか。
5.常に急がせる
子育てに家事、毎日忙しいですよね。思わず子どもに「早くして!」と言ってしまうこともしばしば。 けれどあまりにも急いでを連呼するようなら、毎日のスケジュールを見直してみるのも一つの手です。子どもの習い事などぎちぎちにスケジュールを組んでいないか確かめてみましょう。
6.子どもを常に飽きさせない
これは、上段の「急がせない」にも関連していますが、子どもを常に飽きさせないようにアクティビティーや、お出かけ、習い事で毎日びっしりとスケジュールを組んでませんか?また、子どもが「ひまー」と言うのに過剰に反応し、すぐにやることを与えてはいないでしょうか?
子どもはひまな時間にぼーっと考え事をしたり、創造性を育んでいるとある心理学者は述べています。たまには、忙しい日常から離れ「シンキング・タイム」を設けてみてはいかがでしょうか。
7.子どもを幼児教育ビデオ(またはアプリ)漬けにさせる
近年話題になった「Baby Einsteinvideo」。子どもの脳を発達させるという触れ込みでしたが、実はあまり効果がなかったといって返金騒動があったことは記憶に新しいと思います。 最近ではスマホを使って教育系のアプリを子どもにさせる親も多いのではないでしょうか?
これも、やはり使い方次第ですよね。子どもが好きだからといって与えっぱなしにしていては、視力の問題もありますし、子どものコミュニケーション能力の発達に影響がでないとも限りません。教育系DVDやアプリは参考程度にして、やはり親や周りの人からの直接的な働きかけが子どもにとっては一番なのではないか、と思います。
自分で問題を解決できる力を育もう
△出典:mamanoko
いかがでしたか?
これらの項目は近年話題になっているヘリコプターペアレントに近いものがありますね。子ども可愛さから、何かと手を出したくなってしまうものです。しかし、なるべく自分でできそうなことは自分できるように、子どもが大人になって問題を一人で解決していけるように、親がサポートすることが必要なのではと思いました。