保育ニュースまとめブログ

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北九州6年連続ゼロ 未入所児童は急増655人 4月1日時点 /福岡

 北九州市の4月1日時点の待機児童数が、6年連続でゼロとなりました。一方で、待機児童には含まれないが入所できていない「未入所児童」が655人と昨年の504人から急増していることが分かりました。未入所児童は潜在的な待機児童とも言え、市は「入所申し込みが増え、地域や年齢によっては需給が合っていない現実がある」としています。

 

 待機児童の定義について、厚生労働省は「利用申し込みがされているが、利用していないもの」としていますが、特定の保育所を希望し、自宅から20〜30分未満で通える保育所が他にある人などは算入されません。このため、待機児童はゼロでも、入所できていない未入所児童が存在します。多くの人が自宅近くや職場の近くを希望した結果、一部の保育所に申し込みが集中し入所できない場合もあります。

 未入所児童655人の区別の内訳は、▽小倉南220人▽八幡西187人▽小倉北119人▽若松84人▽門司27人▽八幡東9人▽戸畑9人。幼稚園が原則受け入れない0〜2歳児の入所が特に厳しく、また保育士の数が足りずに定員いっぱいまで受け入れられない保育所もあります。

 市は、4月1日の保育定員を昨春より377人増やし17,279人としたが、入所申込数は17,154人で413人増えました。市は今年度当初予算に、保育所の増改築や幼稚園から認定こども園への移行などで、保育定員を982人分増やす予算を計上しています。