保育ニュースまとめブログ

保育に関連するニュースや記事をまとめたブログです。保育士さんや幼稚園教諭さん、子育て中の保護者の皆さん、保育に関心をお持ちの方々にぜひ読んでいただきたいです。

公園施設で破損行為後絶たず-苫小牧

 苫小牧市内で、心無い人たちによる公園施設の破損行為が後を絶ちません。近年、遊具や水飲み場、トイレなどの被害が年間30件前後に上っています。今年度も既に2件発生。市はパトロールを強化しつつ、悪質なものについては苫小牧署に被害届を提出するなどし、厳しい姿勢で臨んでいます。

 市で把握している公園施設の被害は、2013年度22件、14年度32件、15年度27件と推移。中身はアスレチック遊具のロープ切断やスプレーによる看板への落書き、ベンチの破壊など様々です。被害額は13年度約195万円、14年度約145万円、15年度約119万円と過去3年間、100万円を超えています。

 

 今年度は4月15日、柏木町の豊陵公園で水飲み場の蛇口の取っ手が根元から無くなっているのを市職員がパトロールで発見。壊れ方から老朽化などによる破損ではなく、故意に工具などで切断したとみられています。

 5月25日には、有珠の沢町のそよかぜ公園のトイレで不審火の跡が見つかりました。何者かが火遊びをしたとみられ、個室内にマッチや紙の燃えかすが散乱しており、床の一部が焼け焦げていました。

 いずれもいたずらでは済まされない行為で、市は両件とも苫小牧署に被害届を提出しました。

 

 近年、特に増加傾向にあるのはトイレの扉や鍵の破壊で13年度の8件から15年度は17件と倍増。15年度の公園施設被害全体の約6割を占めました。乱暴な扱いで扉をレールから外したり、鍵を使い物にならなくするようなケースが目立っています。そのなかには修復まで数カ月を要するケースもありました。

 市は悪質な場合、警察に被害届を出しているが、実行犯が特定されるケースは少ないのが実態で、市民に発見時の情報提供を呼び掛けています。

 一向に収まらない被害に緑地公園課は「壊れた施設は市民の税金で直すことになる。市民の財産を大事に使ってほしい。」と訴えています。