待機児童解消へ民間物件を賃借 三鷹市が学童保育所
三鷹市は学童保育の待機児童解消を目指し、民間の共同住宅を借り上げて「連雀学園学童保育所」(仮称)を新設します。将来的な人口減少を見据え、新たな公共施設を建設するのではなく、民間物件の空きスペースを賃借する初めての手法を採用しました。
待機児童数が64人にのぼる連雀学園地域(第四、第六、南浦小学校への通学区)にある共同住宅1階の元店舗(約250平方メートル)を来年2月までに整備し、当初70人、最大84人まで受け入れます。関連経費約1,800万円を9月定例市議会に提出する補正予算案に盛り込みました。
同市は学童保育所を小学校単位で設置しており、「学園」と呼ぶ複数校で構成する広域エリアを対象に設置するのも初めて。同市の今年4月時点の待機児童数は101人。