保育ニュースまとめブログ

保育に関連するニュースや記事をまとめたブログです。保育士さんや幼稚園教諭さん、子育て中の保護者の皆さん、保育に関心をお持ちの方々にぜひ読んでいただきたいです。

携帯販売のピーアップ、英語学べる学童保育 5年で70カ所目標

 「テルル」などの店名で携帯電話の販売店を手がけるピーアップ(東京・足立)は英語を学べる学童保育を始めました。すでに東京都大田区内の3カ所で教室を展開しており、今秋から来春に江東区内で3カ所開設します。今後5年間で1都3県を中心に70カ所まで拡大する方針です。学童保育へのニーズに加えて、小学校での外国語の教科化を見すえ、事業の多角化を急ぎます。

 「KidsUP(キッズアップ)」の名称で、英語を教える学童保育の展開を始めました。大田区では田園調布や蒲田などで開設しています。江東区内ではまず9月10日に東京メトロ東陽町駅の近くで新設するほか、来春までに残り2教室を開きます。今後は子育て世代の目立つ目黒区や世田谷区、神奈川県内などで早期の開設を検討しています。

 ビルのフロアなどを賃借して開設していて、児童は1教室あたり120~160人程度を想定。各教室には最低2人の外国人スタッフを配置しました。放課後に英語だけを使い、ゲームをしたり工作に取り組んだりします。

 3歳以上の未就学児を対象としたコースも設けているほか、高学年の児童を対象に、英検2級レベルの技能をめざす上級コースも用意します。

 小学生が週3回・放課後に5時間利用した場合、月額46,000円で、週5日の場合は64,600円。このほか、入会金をとります。都内の区市町村が開設する学童保育は月5,000円程度が一般的で、これと比べると割高です。ただ、2020年度にも、小学校5~6年生で外国語(英語)が教科化される見通しで、ピーアップは英語教育への保護者の需要が高いとみています。

 学童保育は保護者が働いて家にいない小学生が放課後通います。仕事をする女性が増えるなか、保育所と同じように入りたくても入れない待機児童問題が深刻になっています。厚生労働省によると、1都3県で15年は4,700人の学童の待機児童がいます。中でも東京都は2,800人に達しており、公設・民設問わず受け皿整備が課題となっています。