保育ニュースまとめブログ

保育に関連するニュースや記事をまとめたブログです。保育士さんや幼稚園教諭さん、子育て中の保護者の皆さん、保育に関心をお持ちの方々にぜひ読んでいただきたいです。

潜在待機児童、23市町1,297人…道が初調査

 北海道は17日、育児休業中の保護者の児童など、これまで「待機児童」の対象に入らなかった潜在的な待機児童の数が4月1日現在で23市町の1,297人に上ると発表しました。道が潜在待機児童数を調査するのは初めてで、待機児童数の約13.8倍となりました。道は、自宅から近いといった特定の保育所を希望して入所を待ち続けたり、求職活動を休止したりしている保護者の児童を潜在待機児童と独自に定義。これまで待機児童に含めなかった子どもの数を把握することで効果的な対策に役立てることにしました。今後、待機児童数とともに四半期ごとに公表します。

 潜在待機児童数が最も多いのは札幌市の761人で旭川市134人、苫小牧市112人、江別市105人と続きます。待機児童数は12市町94人で、前年同期に比べて88人減りました。

 道は、保育士資格のない人材の活用を条件付きで認めるといった、配置基準の緩和を7月に実施。適用対象は待機児童と潜在待機児童のいる市町村と定めました。

 道子ども子育て支援課は「待機児童数の10倍を超える潜在待機児童を確認できた。今回の調査を基に実態に即した政策を打ち出したい」と説明していまする。