「イクジイ」「イクバア」育成へ、孫育て冊子
子育てに積極的に関わる祖父母「イクジイ」「イクバア」を育成しようと、愛媛県新居浜市は「孫育てガイドブック」を9月に発行します。子育てに熱心な父親「イクメン」だけでは、少子化対策として不十分だとみて、祖父母の力も借りることを目指します。
祖父母が子育てしていた頃と今の様々な違いを知ってもらうため、ガイドブックには離乳の考え方など違いの具体例を列挙し、世代間のずれを解消するねらいです。そのほか、公園など孫と出かけられる場所や子供の事故防止策などを掲載します。5,000部を発行し、無料で市民に配布。
祖父母と孫が一緒に家でくつろいでいる様子や、外出先で遊んでいる様子などを撮った写真も掲載する予定で、市民限定で写真を募っています。締め切りは今月29日。市は冊子の発行にあわせて、イクジイ、イクバアを養成する講座を今秋に実施します。
市子育て支援課の担当者は「子供は地域の宝。今の子育てを理解してもらったうえで、祖父母にもぜひ応援してほしい」と話しています。
問い合わせは同課(0897-65-1242)。