保育ニュースまとめブログ

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都知事選、出馬・撤回 慌ただしく 増田・小池氏PR合戦

 選挙戦スタートが14日に迫った東京都知事選。11日は出馬表明や公約発表が相次ぎ、首都の政治決戦の舞台は参院選から一気に切り替わりました。17年ぶりの分裂選挙が決まった保守陣営では、名乗りを上げた2人の発言がお互いを意識してか徐々にヒートアップ。一方、野党側の候補者選びは「撤退」の表明もあり、混迷が続きました。

■保守分裂

 この日、最初に記者会見したのは増田寛也総務相(64)。午後0時半から都庁内で「都政は停滞し混乱している。首都を風格ある都市にしていく先頭に立ちたい」と意欲をあらわにしました。

 「地方行政に携わってきた経験を十分に発揮して、都政を引っ張っていきたい」と、岩手県知事や総務相を務めた実績を強調。待機児童の解消や高齢化社会対策などの政策を公表しました。

 都議会に対しては「対話して議会の場で真摯に議論する」と発言。厳しい姿勢を示している小池百合子元防衛相(63)と異なり、協調路線をアピールしました。

 小池氏も午後5時から都庁内で会見。都政の透明化、知事報酬の削減など5項目の「東京大改革宣言」を発表。「いつどこで何が決まっているか分からない状況を脱出し、透明性ある都政にしたい」と語り、自民党都連との対決姿勢を示しました。

 「都民目線を持ち、女性の声をしっかり受け止めることができる」と自身の強みを説明。一方で「都庁に16万人の優秀な役人がいるのに、もう1人の役人が加わってなんなんだ」と建設省出身の増田氏をけん制しました。

■野党側は

 「自分が設けたタイムリミットの中で、話がうまく進まなかった。準備不足だった」。知名度が高く“台風の目”とも目された俳優の石田純一氏(62)は11日夕、都内のホテルで記者会見し、出馬断念を表明しました。

 市民団体の要請で出馬を検討。民進党都連の幹部と電話でやり取りするなど一時は大きく出馬に傾いただけに「(断念は)思い描いた将来ではなかった」と苦笑しました。

 出馬に意欲を示していた民進党長島昭久衆院議員(54)も同日昼、都議会内で取材に応じ「もともと厳しい情勢だったが、断念せざるを得なかった」と険しい表情で撤退宣言をしました。

 一方、民進党都連は都内で元経済産業省官僚の古賀茂明氏(60)に出馬を要請。「こんなにカメラに囲まれるのは久しぶり」と困惑した様子の古賀氏に、都連会長の松原仁衆院議員は「改革のエキスパート。クリーンでオープンな都政を作れる可能性のある人だ」と持ち上げました。

 古賀氏は「光栄なことだが、正式に話をいただいたばかり。都民の思いをひとつにするのが大事」と話し、態度を明らかにしませんでした。

 元日弁連会長の宇都宮健児氏(69)は都庁で会見し出馬を正式表明。「クリーンな都政を実現するため3度目の挑戦を決断した。都民の福祉を増進させ、待機児童ゼロを目指す」と強調しました。