保育ニュースまとめブログ

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保育所つくれども増え続ける待機児童、兵庫県108人増で1,050人に

 今年4月1日時点の県内の待機児童数は前年同期より108人増加し、1,050人だったことが6日、兵庫県のまとめでわかりました。保育所などの整備で定員が3,207人増えましたが、それを超えて入所希望者も増加したためとみられます。待機児童数が1,000人を超えるのは平成23年以来5年ぶり。

 県こども政策課によると、待機児童数が50人を超えて多かったのは、明石295人▽西宮183人▽加古川140人▽神戸59人▽太子58人-の4市1町。また、前年同期より増加した市は明石139人増▽西宮107人増▽神戸46人増-など6市3町でした。

 明石市では就学前人口が増え続けており、今年4月に保育所へ入所を希望した人は、前年同期比約200人増。同市は「今年度中に1,000人の受け入れ枠の拡大を目指す」としています。西宮市も3年間で市内の保育施設の定員を約1,500人拡充する方針。

 一方、待機児童数が減少したのは6市で、加古川112人減▽伊丹99人減▽川西26人減▽姫路21人減▽尼崎21人減▽三田1人減。いずれも、小規模保育施設などを積極的に整備したことが減少の理由といいます。

 同課は「働く女性が増加し、入所希望者も増えている。施設整備や保育人材の確保など市町の取り組みを補助し、平成29年度末には待機児童ゼロを目指したい」としています。