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3歳児と楽しむ絵本のおすすめは?読み聞かせボランティア厳選の5冊!

3歳児と楽しむ絵本のおすすめ5冊はコレ!

 3歳児の頃は、乳児から幼児に変化していく頃で、会話やお話を楽しめる時期になってきます。また、お父さんやお母さんのまねっこ遊びもしますね。でも、まだしっかりとした物語は難しいです。なので、言葉の繰り返しや繰り返しのリズムが特にはまるようですね。そんな3歳児の頃におすすめしたい絵本をまとめました。

 これらの絵本は、子育て支援センターでの絵本の読み聞かせの会でも大変人気があります。親子で楽しめる絵本なので、ぜひおすすしたいです。それでは1冊ずつ詳しく見ていきましょう!

おすすめ絵本その1:ぐりとぐら

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△出典:OtamaJournal

 のねずみのぐりとぐらは、お料理することと食べることが大好きです。ある日、森へ出かけて自分たちよりも大きな卵を見つけました。何を作ろうかと二匹で考えて「あさからばんまでたべても、のこるくらいのおおきいかすてら」をつくることにしました。やけるのをうたいながら待っていると、匂いにつられて森中の動物たちが集まってきて…。

 大きな卵を割って作るカステラの作り方、大人が見ていてもワクワクする絵本ですよね。リズム感のある「ぐりぐら ぐりぐら ぐりとぐら」という歌のようなフレーズが、3歳児にはうけるようです。我が家でも、この絵本は3歳でも5歳でも大好きでした。何だかいつも「ぐりぐら ぐりぐら ぐりとぐら」と歌っていました。「かすてら、作りたい!」とせがまれましたが、何度やってもホットケーキでした。

おすすめ絵本その2:てぶくろ

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△出典: OtamaJournal

 雪の降る森の中で、おじいさんが手袋を落としてしまいます。そこにねずみがきて住むことにしました。そして、うさぎ・きつね・おおかみ・いのししと次々やってきます。最後には、くままで来て入ってしまいます。それから、おじいさんは手袋を落としたことに気づき戻ってきます。さぁ、手袋はどうなるのでしょう…。

 「中にいるのは だれ?」「いれて?」「どうぞ」という会話がくり返されます。動物がどんどん大きくなってきて、「なかはどうなっているんだろう」とワクワク、「まだ来るの?、もう無理じゃない?」とハラハラ。手袋の形も、どんどん変わっていくところも楽しい絵本です。そんなところにも、3歳児は引き込まれるようですね。我が家の下の子が、手袋を片方なくしたとき「動物さんが入っているのかなぁ」と。

おすすめ絵本その3:おおきなかぶ

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△出典: OtamaJournal

 おじいさんが、かぶを植えました。甘くて元気のよいとてつもなく大きなかぶになりました。おじいさんは、「うんとこしょ、どっこいしょ」とひっぱって抜こうとしますがぬけません。おじいさんはおばあさんをよんできて、ひっぱりますがぬけません。おばあさんは、孫をよんでひっぱります。まご、いぬ、ねこと呼ぶたびに「うんとこしょ、どっこいしょ」とかけ声をかけて引っ張るのです。最後にねずみがきて…。

 「うんとこしょ、どっこいしょ」というところは、3歳児の心をワクワクさせます。いっしょにかけ声をかけながら、引っ張るまねをしてくれるので楽しくなりますよ。我が家の子ども達も、図書館でも子育て支援センターでも我先にと大合唱でした。家で、何かを引っ張る場面でもかけ声をかけてくれました。一度、面白すぎて力が入らず笑い転げてしまったこともありますね^^;

おすすめ絵本その4:三びきのやぎのがらがらどん

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△出典: OtamaJournal

 三匹のヤギが、山へ草をたべに行こうと出かけました。おおきいやぎ、ちゅうくらいのやぎ、ちいさいやぎ、三匹とも名前は「がらがらどん」。山へ行く途中には橋がかかっていて、そこには「トロル」という化け物が住んでいて、三匹が渡ろうとするとおそいかかってきます。三びきのヤギは、無事にわたることができるのでしょうか…。

 3歳児にとって、天狗のような大きな鼻と大きな目の「トロル」は本当に恐ろしい化け物に見えるでしょう。その化け物と闘うヤギたちを応援する姿は、やっぱりかわいいです。3歳児は気にしないで自然と聞き流していくフレーズで、どうしても大人にとっては面白い言葉があります。
 「やまへ ふとりに いくところです」⇒食べに行くことを表現
 「これで めだまは でんがくざし」⇒串刺しのことを表現
おすすめ絵本その5:かばくん

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△出典: OtamaJournal

 動物園に、朝が来ます。「おきてくれ かばくん」といって、カメを紐でつないだ少年がやってきます。かめくんは、カバの池に入って一緒に遊びます。今日は日曜日なので、動物園はおおにぎわい。かばくんの前にも、子どもたちがたくさん来ました。

 「くつした はいてる」「すかーと はいてる」「はんずぼん はいてる」「げたの こもいる」…と子ども達も「かばだ かばだ」と大喜び!

 やがてご飯の時間になり、キャベツやとうもろこしを大きなお口でぱくりと一口。食べた後はゴロンと横になって寝ます。「さようなら またくるよ」と男の子はカメを連れて帰っていきました。絵本も、発行日が1966年となっています。だから、子ども達の服装が、とても昭和です。この懐かしい感じも、子ども達には違和感なく受け入れられていくのでしょうね。何だか、ほっこり暖かくなります。