夏にお勧め!子どもと一緒に読む怖~い絵本
暑くて寝苦しい夜、子どもと一緒に背筋ゾクゾクしてみませんか!? 怖いけど・・・でも読みたい!面白い!そんな絵本をまとめました。
実は子どもは「怖いもの」が大好き!?
△出典:Genki Mama
小さいころ、怖くてドキドキしながら読んだ絵本はありませんか?衝撃的でトラウマになるほど記憶に残るお話しと絵。怖い・・・怖いけどページをめくらずにはいられない。そんな魅力のある絵本。この夏、お子様と一緒に絵本を読んで涼しくなりましょう。
発売以来多くの人たちに愛されてきた大人気作品
おしいれのぼうけん
△出典:Genki Mama
私がこの絵本をはじめて読んだのは小学1年生でした。その時から実家の押し入れに近づくのも怖くなってしまいました。が、何度も何度も読んでしまいました。ねずみばあさんが登場するたびにドキンと跳ね上がる心臓。1974年に発売されて以来、沢山の人に愛されてきたベストセラー作品です。
本気で怖い!!トラウマ必至な絵本ならこれ!
いるの いないの
△出典:Genki Mama
おばあちゃんが住むとても古い家。そこで暮らすことになった「ぼく」は、高い天井の上のほうが気になって仕方がありません。あの真っ暗な梁の向こうに、何かがいるような・・・。
「みなければ こわくないよ。みなければ いないのと おんなじだ」
でも・・・もし・・・見てしまったら・・・
有名作家が「子どもが本気で怖がる絵本」に挑戦!
ちょうつがい きいきい
△出典:Genki Mama
家の扉がきいきいと音をたてています。よく見たら・・・なんとそこにおばけが挟まっていて、痛がってきいきいと鳴いていました。家のあちこちからきいきいと聞こえる声。家の中の身近な場所に恐怖は潜んでいるんだと実感できる絵本です。絵も、怖さをより引き立ててくれます。
表紙からしてやばい!!
なおみ
△出典:Genki Mama
主人公の女の子が生まれる前から、ずっと一緒だった人形の「なおみ」。少女が寝ていても、開いているなおみの瞼。少女が成長しても、なにもかわらないなおみの姿。やがて、少女は大人になり、「なおみ」を遠ざけます。そして「なおみは しんだ」。淡々とした詩のような文章と美しい写真が、余計にゾクッとさせてくれます。
「戦争は怖い」。この絵本から戦争の恐ろしさを知りました
よしこがもえた
△出典:Genki Mama
「かわいそうなぞう」や、「ちいちゃんのかげおくり」など、戦争を描いた絵本は沢山あります。が、私は幼いころこの絵本を読んで戦争の恐ろしさを知りました。
大切な妹が、焼夷弾によって燃えてしまいました。大やけどを負ったよしこは、黒焦げになった手を差し出して「おててきれいにして」と死んでいきました。
もしかしたら、世の中で一番怖いのはおばけでも幽霊でもなくて、戦争をおこす人間なのかもしれない、幼心にそう強く感じた絵本です。戦争を体験したことはないけれど、戦争の怖さを忘れてはいけません。だからこそ、親子で読みたい絵本です。
「怖いもの見たさ」という言葉があります。怖いのに、見たくないのに、でも見てしまう。実は子どもって、怖いものが大好きなのです。先が見えないことや自分が知らない世界は、冒険をしているのと同じドキドキ感を味わえるからなのかもしれません。
お母さんの膝の上で、怖い絵本を読んでもらいながら、ドキドキする体験は、子どもたちにとって素敵な思い出になるかもしれませんね。