保育ニュースまとめブログ

保育に関連するニュースや記事をまとめたブログです。保育士さんや幼稚園教諭さん、子育て中の保護者の皆さん、保育に関心をお持ちの方々にぜひ読んでいただきたいです。

「家族に会いたい!」忘れん坊のドリーと仲間が巻き起こす、感動の冒険ファンタジー

 ディズニーとピクサーの『ファインディング・ニモ』シリーズの続編『ファインディング・ドリー』が子ども向け絵本になりました。前作では、主人公のニモとマーリン父子と冒険をともにしたドリー。本作ではドリーの家族を探すため、彼女の親友のニモとマーリンの父子をはじめとするお馴染みの仲間が再結集、宝石のような美しさに満ちた海の世界を舞台に、新たな冒険ファンタジーが描かれています。

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△出典:西日本新聞

 ドリーの旅仲間として新キャラクターも登場。水族館でのんびり暮らすことが夢のタコのハンク、目がわるいジンベエザメ・デスティニー、シロイルカのベイリーなど個性的で魅力あふれる仲間たちです。

 物覚えが悪くなんでもすぐに忘れてしまうドリーは、子どものころに両親とはぐれてしまい一人ぼっちのまま10才になりました。ある日、記憶の断片を思い出したドリー。「ママとパパに会いたくてたまらないの!こんなのはじめてなの。わかる?」とマーリンに訴えます。かつて大切な息子であるニモと離れ離れになったことのあるマーリンには痛いほどよくわかる気持ちですニモもドリーの力になりたいと言い、3匹はオーストラリアのグレート・バリア・リーフからカリフォルニアまで大きな海をわたっていきます。オーストラリアの海からカリフォルニアへの冒険、人間の価値観・世界観では想像もつかないことでしょう。

 家族との再会まで一筋縄でいかないのが本作の魅力です。さらに、ドリーのゴールは家族と再会するだけでなく、ニモやマーリン、家族や仲間ともう一度海で暮らすこと。家族と再会してから海へ戻るまでにさらに一波乱も二波乱もあります。人間だったら諦めてしまいそうな場面でも、ドリーやマーリン達は最後まで諦めません。そのワクワク感やダイナミックな発想は、絵本からも十分に伝わってきます。

 本作含めこのシリーズでは仲間との大冒険、親が子を想う愛情、仲間との間に生まれる絆を軸に物語が進んでいきます。それらの要素が子どもにも大人にも愛される所以でしょう。

 『ファインディング・ニモ』から13年。満を持した本作の映画は2016年7月16日(土)より全国公開中。絵本を読んだ後で、家族で観に行くのも楽しそうです。


出版社:KADOKAWA
書名:角川アニメ絵本 ファインディング・ドリー
著者名:崔 実
定価(税込):1,728円
税別価格:1,600円