グローバルグループ、子育て・保育の政策期待高くトレンド転換へ

　参議院議員選挙での与党勝利を受けて、安倍首相は11日の記者会見でデフレ脱却に向けた経済対策の実施を表明した。政策期待が高まるなか、待機児童ゼロの実現へ「保育の受け皿を整備を進める」との発言もあり、JPHD<2749>が一時19％高まで買われるなど保育関連に物色が向かいました。

　調整局面の続いた保育関連銘柄ですが、政策の後押し期待から再び関心が高まっており、マザーズでも保育所等の運営など子育て支援事業を展開するグローバルG<6189>に注目したいです。

　また、本日は内閣府が近く公表する16年度の経済財政報告（経済財政白書）の原案が明らかになったとも一部メディアが報じており、消費がさえない理由として子育て期の世帯が節約志向を強めていることが挙げられているようです。消費の下支えには給付金などでこうした世帯の負担を軽くする必要があると指摘しているもようで、子育て・保育関連への政策期待を高めそうです。

　グローバルGの株価は3月30日高値3,655円から6月6日安値2,262円を付けるまで調整局面が続きました。ただ、足元では25日線が上向きに転じつつあり、トレンド転換が意識されそうです。