元保育士が伝授!保育園でも実践!赤ちゃんのお世話がしやすい部屋作り
赤ちゃんのお世話は生活の中でもかなりの時間を費やします。それは生後すぐに始まる果てしない道のり。効率よくお世話が出来るという事は時間の短縮だけではなく、何をしていいかわからないパパも手伝いやすくなるというメリットがあります。また、赤ちゃんや幼児の行動は、常に危険と隣り合わせ。そこで今回は、元保育士が伝授する子ども達の安全を保つために保育園で行っていた裏技とお部屋作りについてのアドイスします。
保育園でも実践!ストレスなく赤ちゃんのお世話を楽しむ裏技
赤ちゃんがいる生活は思った以上に手間がかかる上に危険がたくさんあります。けれどもどうすれば良いのかは経験をしてみないとわからないものです。また0歳~2歳頃というのはお世話は大人任せなのに、何にでも興味を持ってしまい、口に入れたり振り回したり…ママはヒヤヒヤが止まりません。
そんな時に少しでもお世話がしやすくなる方法を、食事・汚れ物・お部屋の片づけから紹介していきます。
出典:mamari
1.ティッシュは取りやすさ重視と位置固定で!
ティッシュは入り口を少し大きめに切り込んでおくと取り出しやすくなります。また置く場所を決めても結局動かしてしまって、使う時に手が届かない…などストレスになるので、数か所に置いてしまいましょう。
我が家は持ち運ばないように裏面にガムテープを張って固定しています。
2.食べこぼしには新聞紙が大活躍
毎回の食事は後片付けが一番大変ではないですか?たくさんこぼしたり遊び食べをした後の机のまわりは目も当てられません。そんな時は新聞紙を敷いておくと、あとは丸めて捨てるだけですので気持ちに余裕を持てますよ。
3.牛乳パックやペットボトルが意外に万能
トイレットペーパーを適当な長さで切って畳んだ状態で切った牛乳パックやペットボトルの中に用意しておきます。食事中の食べこぼしをその都度片づけていくと最後の片付けが断然楽!
またどちらも汚れたら取り換えれば良いだけなので、子どもの汚れた手も気になりません。目の前に拭く物を用意していればパパにも頼みやすいですね。
4.汚すことも赤ちゃんの仕事!汚れた布物はバケツで対応
濡れたものなどを放置しておくとカビの原因になったり臭いが気になったりますね。子どもの手の届かないところに浸け置き用のバケツを準備して汚れたらそこで浸け置きをしてしまいましょう。食べ残しなどはさっと取ることをお勧めします。
5.オムツとおしり拭き、ビニール袋と着替えはワンセット!
余裕のあるオムツ替えなんてありません。替えている途中の思わぬハプニングも日常茶飯事です。数枚のオムツとおしり拭き、ビニール袋と着替え用のズボンをまとめて1つの箱に準備しておくと安心です。1箱にまとまっていると、パパ取って!のお願いも一度で済みますよ。
6.洋服は一式まとめて箱に出しておこう
洋服は汚れるものだと割り切った方が気持ちが楽になります。頻繁に使うスタイや汗をかいた時用の肌着などを箱や袋にまとめてすぐ取れる場所に置きましょう。
保育園にはタンスがないので箱や各自のバスケットに入れて管理しますが、慣れてくると子どもが自分で着替えの準備など出来るようになりますよ。
7.うがい用のコップは手の届くところに置こう
子どもにとって自分の物は重要です。お出かけ前にコップやタオルを手の届く場所に置いておくと、帰ってからのうがいや手洗いに誘導しやすくなります。取ってきて欲しいな、とお願いする事でそれが自分の務めのように張り切ってくれるときも。反対にママが忙しい時は見えないところに隠しておくと良いですね。
8.片づけも遊びの一つに
毎日元気に遊んでくれるのは嬉しい事ですが片づけが大変。そんな時は大きなバスケットを用意して片付けも遊びの一環にして1つにまとめてしまいしょう。柔らかい素材のバスケットを選んでおくとパパの出番。子どもを中に入れて揺らすとおうちでハンモック体験です。力の加減がわからない時は片方をママが持って一緒に揺らしてあげてくださいね。
9.片づけが上手になってきたら、おもちゃの場所を決めてみよう
おもちゃの写真やイラストで片づけてほしい場所をアピールしてください。細かい仕分けは難しいので、おままごと・ブロック…など種類でまとめて置くと片づけやすいです。年齢や性格に応じて片づけられる範囲を広める事になりますが、ママと一緒に片づけるうちに一人でも元の場所に戻せるようになりますよ。
10.大きな布は魔法の布?あれもこれも隠しちゃおう
毎日毎日重たい布団を畳む…なんというストレスでしょう。そんな時は隅にまとめて積み上げて大きな布で包み込むと大きな山の出来上がりです。一生懸命山登りを楽しんでくれます。
あまり高く積み上げると危ないので子どもの身長よりも低くしておくと安心ですが、横に並べてしまうと隙間に挟まってしまうので注意してください。我が家は白いシーツを使ったら盛大に落書きをされましたので濃い色をお勧めしています。
11.子の成長とともに部屋を模様替え
写真や子どもの作品を見ていると子どもも親も癒されますね。保育園でも作品を飾ると子どもたちはそれを見て、自分が創ったんだ!と誇らしそうな笑顔をみせてくれます。ほんの数カ月で出来る事がぐっと多くなる時期ですので、記念に飾ってみてはどうでしょうか。作った作品を持って写真に収めておくと、どの年齢でどんなことが出来たのか記録にもなりますよ。
家具の隙間に落ちていませんか?
人は自分の目の高さより高くても低くても見落としがちになります。赤ちゃんは誰よりも低い位置を見ているのでタンスの下や家具の隙間に落ちてしまった画鋲やようじ、ホコリなども驚くほど見つけてきます。
部屋ではなるべく画鋲やとがったものは使わない事や下に隙間を作らない工夫が必要です。
薬や体温計、耳かき、爪切りなど危険なものは隠しましょう。
大人が使っていると子どもはどうしても興味を持ちます。高いところに置いたとしても何とかして手に入れようとするのが子どもですので、見ていない時にこっそり片づけましょう。中途半端な高い位置は、登ろうとしたり踏み台を使ったりすることで危険が2倍になってしまいますので注意が必要です。
筆記用具も危険がいっぱいです。
大人にとって思いもよらない使い方をされてしまう筆記用具。新しいものは口に入れる事で確かめる赤ちゃんですが、長い棒状のものは口・目・鼻・耳…どこに入れても危険でしかありません。きちんと使い方を覚える年齢までは隠しておく方が安心ですね。
コンセントの指し口は棚などで隠すかカバーをしましょう。
ゆびが入らないから、といって油断は禁物です。持っているものを何でも入れてみようとするので感電や火事の元にもなりかねません。何も入らないように蓋をするか、コンセントを指してある状態なら棚などを前に置いて隠すと安全です。隠すとホコリが溜まりやすくなるのでこまめに確認する事をお勧めします。
パパの仕事道具も手の届かないところに置いてもらいましょう。
タイピンや手帳、仕事のカバンなど帰ってきたらポンッと置いてしまう事もあると思います。お仕事お疲れ様!のひと声とともにささっと高い位置にあげてもらいましょう。
ちょっと目を離した隙にカバンの中身を出されている、なんてこともよくある事ですから。
保育園でも自宅でも一緒!赤ちゃんは好奇心の塊です
赤ちゃんとの生活はどれだけ気をつけていてもヒヤリの連続です。命にかかわるような事故は起こさないように気をつけなければいけませんが、ずっと気を張り続ける事はできません。
たまには赤ちゃんと一緒にゴロゴロしながら目線の高さを合わせて確認してみたり、パパの目を借りてみたりしてもいいですね。目線が違うと自分では気がつけない発見がありますよ。
ぜひ今回の配置や工夫を参考に、今一度部屋の中を見直してみてくださいね!