保育ニュースまとめブログ

保育に関連するニュースや記事をまとめたブログです。保育士さんや幼稚園教諭さん、子育て中の保護者の皆さん、保育に関心をお持ちの方々にぜひ読んでいただきたいです。

子育てサロン開始 親同士の交流の場提供 (2016年 7/6)

 苫小牧市内6つの児童センターが今年度、外出先が限られ、家にこもりがちな0歳児と保護者を対象にした新たな子育てサロン事業に乗り出しました。親子遊びや参加者同士の交流の場を提供していきます。6月下旬に沼ノ端、住吉、あさひの3センターで開催された1回目のサロンには、計29組の親子が参加。母親たちは離乳食や生活リズム、子どもとの遊び方などの話題で盛り上がっていました。

 児童センターは0歳~中学生(一部施設は高校生まで)が利用できる施設。未就学児も保護者と一緒に遊ぶことが可能です。

 市は2015年度末までも、沼ノ端、住吉、あさひ、大成の4カ所の児童センターと勇払公民館で0歳児と保護者向けの「子育てサロン」を展開。内容は集団での遊びや体重測定、親子の交流、保健師による育児相談などで同年度は計45回開催し、参加者は延べ876組に上りました。

 1回平均で約20組の親子を呼び込んできた人気事業でしたが、担当した市健康支援課母子保健係が産前産後の母親に対する支援を充実させるため、今年度は別の事業に乗り出すとし、昨年度末で終了。ただ、2005年度から続くニーズが高い事業のため市青少年課が所管する児童センターが事業を継承し全6カ所で足並みをそろえて、取り組むことになりました。

 沼ノ端、住吉、あさひの3児童センターは6月から偶数月に、大成、錦岡、日新は7月スタートで奇数月に開催します。手遊びなど親子の触れ合い遊びや参加者が自由に語り合う「交流タイム」、絵本の読み聞かせ、体重測定などを基本に展開しています。運営は各センターの職員が手掛け、詳細は地域の実情や保護者の関心に合わせてセンターごとに詰めていきます。

 6月27日に開かれた沼ノ端児童センターでの初回のサロンには8組の親子が参加。児童センターは初めてという人も多く、生後7カ月の息子と参加した北栄町の母親(33)は「自由来館での利用は、少し敷居が高く感じていた。みんなでやることが決まっているプログラム形式になっていると来やすいし、楽しくていい」と話しました。

 生後2カ月の長女と訪れた拓勇東町の母親(24)は「いろんな月齢の子どもと会えるので、自分の子もこんなふうに成長するんだということが見通せた。近所のママさんとも知り合いになれて、よかった」と笑顔でした。

 同児童センター職員の藤沢里実さんは「0歳児のうちは子供と遊ぶ方法も限られており、センターに足を運んでもあまり楽しめないと感じる人もいる」とした上で、「毎日の散歩途中に立ち寄り、ほかの親子の様子を見ているだけでもためにもなるし気分転換にもなる」とアピール。「気軽に児童センターを利用してもらうきっかけとして、0歳児のイベントを広めていきたい」と意気込みます。

 今月は6日に大成で行ない、14日には日新と錦岡で予定されています。希望者は直接会場へ。

 

問い合わせは市青少年課 電話0144-32-6759