保育ニュースまとめブログ

保育に関連するニュースや記事をまとめたブログです。保育士さんや幼稚園教諭さん、子育て中の保護者の皆さん、保育に関心をお持ちの方々にぜひ読んでいただきたいです。

保育所の給食を食べない…偏食の激しい子ども|専門家の見解

 離乳食を卒業し幼児食を食べ始める1~2歳頃は、偏食や小食に関するママからの悩みがとても多い時期です。我が子の激しい偏食を心配するママに対し、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「給食を食べず、家での偏食も激しいです」

 現在2歳半の子どもは、半年程前から保育所に通い出しました。最初は慣れない環境で泣いてばかりでしたが、今は仲良しの友達もでき、楽しく通っています。しかし給食は一切食べてくれません。初めは仕方ないと思っていましたが、友達や先生が一緒に食べようと言っても食べません。園から帰宅すると、お腹が空いているのでおやつを無心に食べます。最近は家でも好き嫌いが激しくなり、何を作ってあげればよいのかわかりません。(30代・女性)

この時期の好き嫌いはよくあること、成長と共に改善も

 給食の内容を保育所の先生と相談して、なぜ食べないのか理由をよく聞いてあげましょう。この時期の好き嫌いはよくあるものです。成長に伴い改善することが多いので、発育が正常範囲なら心配しなくてもよいでしょう。そして食べられたら褒めてあげましょう。

 おやつを無心に食べる程なので食欲はあるのでしょう。給食の内容について、保育所の先生とよく相談してみてください。保育所の環境に慣れるのに半年もかかっているので、大勢の友達の中で食べるのが恥ずかしいのかもしれません。なぜ食べないのか、理由を聞いてあげましょう。また、小さい頃の好き嫌いは成長とともに改善されることが多いので、極端な偏食でなく発育が成長曲線内であれば、あまり心配しなくてよいと思います。(産科看護師)

 2歳半頃は好き嫌いが激しい時期です。給食は栄養バランスを考慮して作られているので、野菜中心の料理が多いのだと思います。子どもの好き嫌いは時期的なものも関係するので、もう少し成長したら色々な食品を食べてくれるようになると思います。食べたときは褒めてあげるようにしましょう。(一般内科看護師)

子どもの好き嫌いに対して家庭でできる工夫とは

 好きな料理や食品をリクエストしてもらうのも一案です。嫌いな食べ物は好きな料理に混ぜるなど、楽しみながら食べられるような盛り付けの工夫をしてみましょう。おやつはお菓子ではなく食事に準ずるもの選びましょう。

 2歳を過ぎれば、いろいろなものが食べられるようになってくるので、複数のおかずから食べたいものを事前に選んでもらってもよいでしょう。また「今日は何が食べたい?」と聞いてリクエストに応えたり、一緒に買い物へ行って食べたいものを選ばせてあげたりすることもよいでしょう。(産科看護師)

 野菜なら、子どもの好きな料理に混ぜてもよいですね。たとえばハンバーグにみじん切りにした野菜を混ぜれば子どもにはわかりません。また圧力鍋でさらさらの野菜スープを作ったり、バナナや牛乳と野菜を混ぜたスムージーをおやつに与えたりしてもよいでしょう。野菜をスティック状にし、可愛らしい器にマヨネーズを盛りつけて、楽しみながら食べるのもひとつの方法です。おやつは菓子類ではなく、果物やスムージーなどにしてはどうでしょうか。(一般内科看護師)

まとめ

 このくらい時期の子どもには好き嫌いはあって当然です。大きくなるにつれて改善することが多いので、発育が正常の範囲なら様子を見ても良いようです。気になる場合は、好きな料理を選ばせてあげたり、嫌いなものは細かくしてあげたり、好きな料理に混ぜてあげたりするなど、楽しく食べられる工夫をしてみるといいでしょう。