保育ニュースまとめブログ

保育に関連するニュースや記事をまとめたブログです。保育士さんや幼稚園教諭さん、子育て中の保護者の皆さん、保育に関心をお持ちの方々にぜひ読んでいただきたいです。

慣らし保育の期間とは?保育園/幼稚園の慣らし保育体験談

 慣らし保育とは、子どもが保育園や幼稚園に入園後、新しい環境に慣れるための段階的な期間のことです。初めての慣らし保育は、どのくらいの期間行われるのか気になるママは多いはず。

 そこで、慣らし保育を経験した先輩ママに、お子様が慣らし保育を経験した年齢(月齢)や期間について聞きました。保育園では入園後に比較的に短い期間行われるのに対して、幼稚園は入園前に時間をかけて行われる傾向にあるようです。

 気になる慣らし期間のスケジュールのほか、慣らし期間で子どもは慣れることができるのか?など、素朴な疑問にも答えてもらいました。

慣らし保育~保育園編

・慣らし保育で事前にいろいろ確認できました(あおさん/29歳)

 私が仕事を始めたタイミングは、わが子が5ヶ月のときです。無事、4月1日からの入園が決まったのですが、当然のごとく4月1日から出勤だったため、双方のおばあちゃんにお願いして、慣らし保育期間にお迎えの協力してもらいました。

 5日間かけて、約2時間ずつ時間を延ばしていきます。想像と違って、私が急いで帰ると、案外子どもはケロッとしていました。短い期間ですが、少しずつ慣れてきたと思います。

 私はフルタイムなため、小さいうちから預ける時間が長くなってしまうので、急に知らない場所に日中ずっといるより、慣らし保育を事前に体験できて、子どもの負担も少なく済んだと思います。今では楽しそうに先生とお友達と遊んでいるので、安心して預けています。

・先生とのコミュニケーションも大切(りょうママ/27歳)

 職場復帰のため、子どもが6カ月の頃に1週間の慣らし保育をしました。

 慣らし保育初日。もっと先生と打ち合わせや話しをした後に預けるものと思っていましたが、あっさりと「お預かりしますね」と泣く息子を抱っこして行ってしまいました。慣らし保育で最初の2~3日は泣いていたものの、他のお友達との交流も楽しかったようで、お友達もできて、最後の方は泣くこともありませんでした。

 慣らし保育で良かった事は、段階的に息子も私も慣れることができたことです。また、復職後はお迎えに行けない早い時間にお迎えに行くことで、息子や他の子どもの様子をゆっくり先生に聞けたこと。

 また、同じ時期に慣らし保育にきていた子どもの月齢が近いママと、ママ友になれたことが良かったです。

 当初想定してなかったベビー用品が必要になったり、体験前と体験後のイメージのギャップを感じることもあると思います。大切なお子さんを安心して預けられるかも含めて判断するためにも、慣らし保育は体験しておいた方が良いと思います。

・1ヶ月があっという間だった慣らし保育(しーちさん/31歳)

 10ヶ月のときに保育所に入り、1ヶ月かけて慣らし保育をしました。はじめは2時間からなので、すぐにお迎えの時間がくるけれど、だんだんと保育所の楽しさがわかるようになり、当初は大泣きだったわが子も走って先生の元に駆け寄っていくようになりました。入所から3ヶ月経った今では、お迎えに行っても、まだ遊ぶから帰らないという感じの日もあって、寂しいときもあります。

 自分自身も家でずっと子育てをしていたので、子どもがいないうちに家のことができたし、ゆっくりと新しい仕事先を探すこともできました。大人も子どもも環境が急にかわってしまうと、それがストレスになってしまうので、慣らし保育があって、徐々にその環境に慣れていくことができて良かったと思います。

・保育園の洗礼(ちゃんはるさん/30代前半)

1歳直前で、保育園入園前に慣らし保育を5日間行いました。慣らし保育は、初日から朝から晩まで預けるのかと思いましたが、想像と違って最初は2~3時間からスタートし、徐々に預かり時間を長くしていきました。それまでは、母である私といつも一緒だったので、5日間の慣らし保育だけではさすがに慣れることはできず、毎朝涙涙の登園となりました。

 ただ、慣らし保育を体験してみると、いきなりフルで預かってもらうよりも、娘は「これからここにくるんだな」と子どもながらに理解していたようです。朝に泣いていたとしてもその後は泣き止み、たくさんのおもちゃと保育士さんのおかげで、ときには笑って遊んでいたようです。最初は私も娘も不安でいっぱいでしたが、今は必要な時間だったんだなと感じています。

・息子と一緒に泣きました(まきまきさん/38歳)

 うちの長男は2歳半頃から保育園を利用しました。そのときの私は専業主婦で、下の子の出産のために認可保育園の申し込みをしました。2歳半になるまで毎日昼も夜も私と一緒だったので、他の園児の慣らし保育の期間よりも少しだけ長く、普通保育になるまで1ヶ月以上かかりました。

 最初の1週間はずっと泣きっぱなしで、食事どころかお水も飲んでくれなかったので、3時間ぐらいしか預かってもらえませんでした。その時期は私も泣きそうな思いをしながら預けたのを今でも覚えています。

 保育園に通い始めて2ヶ月後に次男の出産が迫っていて、それまでに慣れてくれるか心配でしたが、お友達と遊ぶことができるようになると喜んで登園してくれるように。おかげで、安心して出産を迎えることができました。

 はじめは大泣きで可哀想だと思いましたが、同じ歳の子と接することも大事なので、保育園へ通わせてよかったと思います。

 

慣らし保育~幼稚園編

・慣らし保育で入園がスムーズに(さあさんさん/30代半ば) 

我が家の娘と息子は、幼稚園へ入園する前の2歳~3歳になる1年間を、入園予定の幼稚園へ慣らし保育に通っていました。週に1回のペースで行っていましたが、特に息子は慣れるまでが大変でした。

 慣らし保育の初日、娘は私の顔も見ずにお部屋に入ってしまったのですが、息子のときは最初から最後までの90分間、ずっと泣いていたようで、先生も困り果てていたようです。姉弟でもこんなに違うのかと思った瞬間でした。結局、息子は一学期の間、泣く時間は減ってきているものの、必ず泣く時間はあったようです。

 こんなに泣くのであれば、もうやめてしまった方がいいのかと当時は本当に悩みました。しかし、夏休みが終わってからはそれまでとは違って、先生やお友達と楽しく遊ぶ様子が増えてきました。

 先生が「いっぱい泣いた子の方が幼稚園を大好きになるよ」と教えてくれたので、その言葉を信じて、私もよく辛抱したと自分で思います。1年間慣らし保育をやったおかげで、その後の入園はとてもスムーズでした。その頃にはお友達や先生の名前を覚えていたので、入園後は私も安心して通わせることができたので、慣らし保育を体験させて正解でした。

 ・プレ幼稚園で入園を決めました(そうままさん/40代前半)

入園を希望していた幼稚園の、親子で参加するプレ教室に週1回、8ヶ月間通いました。勉強をしっかり取り入れている幼稚園だったので、その内容についていけるか、幼稚園に一緒に行くことで慣れてくれたら良いと思いました。

 2歳、3歳の未就園児のクラスなのに、最初からみんな椅子に座ってお行儀よくしていたので焦りました。数人が席から立ったり泣いたりしていて、本来それが普通の姿なのだと思いましたが、かえって目立つ感じでした。うちの子も落ち着きないタイプなので、本当にヒヤヒヤでした。

 プレに入れたおかげかはわかりませんが、幼稚園に入ってからは泣いたのは最初の数日だけ。もう直ぐ夏休みですが、元気に通っています。

 園の様子や雰囲気もプレでよくわかったので、私自身、安心して入園を決められたので、プレを選択して良かったです。なかには合わないと途中でプレをやめた方もいました。

 

・ビビりな子がしっかり者に見えた日(みくのん/30代後半)

 幼稚園入園前(3歳2ヶ月)に慣らし保育をしました。週に1回、1ヶ月通いました。それまで複数のお友達と遊ぶことはあっても、親なしの状態でひとつの場所に集まって何かをするという経験がありませんでした。

 もともとのビビりな性格も相まって正直泣いて終わるかな、行かせるのは無駄かも…とすら思っていました。ところが、初回こそ泣きはしましたが、2回目からはケロっとして楽しそうに…。むしろ次はいつかとせがむほど、楽しみにして通っていました。子どもは一度、集団の雰囲気を理解すれば、慣れるのはあっという間のようです。子どもの順応性の高さは目を見張るものがあります。

 慣らし保育を経験して、かわいい子には旅をさせよとよく言ったものだと痛感しました。慣らし保育のおかげで、入園後もすんなりと幼稚園生活になじめました。幼稚園に慣れるのが早かったので、私も安心して社会復帰できたのも大きなメリットでした!