IT活用で児童の登下校見守り 石井町が実証実験スタート
IT機器を使って小学生の登下校を見守る石井町の実証実験が5日、スタートしました。500円玉大の無線機器「ビーコン」を持った子どもが専用センサーの近くを通ると親のスマートフォンに通知される仕組みで、同日夜、利用を希望した町民にビーコンの配布を始めました。利用枠には空きがあり、主管する町教委は引き続き参加を呼び掛けています。
実験は、システムを開発したリクルート住まいカンパニーと連携して行い、全国3例目。ビーコンの配布は石井町石井の町中央公民館であり、利用を希望した230のうち51人が受け取りました。7、8両日夜にも配ります。
利用希望者は1~4年の低・中学年や通学距離が長い子どもを持つ親が多いといいます。受け取った女性(42)は「事件が多いご時世なので、いつも仕事しながら子どもを心配していた。このサービスで安心感を得られればありがたい」と話しました。
専用センサーは学校や公共施設、民家など町内の30カ所余りに配備されています。7、8月の利用は無料で、9月以降は月額324円になります。
ビーコンは500個を用意しています。
問い合わせは町教委 電話:088(674)7505
△ビーコンの入った箱を受け取る小学生の保護者 出典: