江戸川区:「相談室」開設 一人親の悩み、解消します 資格持つ支援員配備 子育てや生活、仕事... /東京
江戸川区は今月から、区内の一人親を対象に、さまざまな悩みを聞く「ひとり親相談室 すずらん」を子ども家庭支援センター(瑞江2)内に開設しています。産業カウンセラーなどの資格を持つ支援員を2、3人配置し、子育てや生活、仕事などさまざまな相談に1カ所で応じる「ワンストップ型」にしました。仕事と生活の両立で多忙な一人親をバックアップするのが狙いです。
厚生労働省が2015年12月に公表した一人親に関する調査結果によると、母子世帯の母親は80.6%が就業しているものの、半数近くが非正規雇用で、平均年収は約181万円にとどまっています。厳しい環境で生活している世帯が多く、区にも「シングルマザーのための生活応援講座」の参加者から「パートだがフルタイムに近い仕事量で疲れている」「忙しくて手当や資格取得のための助成制度など必要な情報が得られない」といった悩みが寄せられてきました。
江戸川区児童女性課の担当者は「一人親の不安を取り除き、生活や意欲の向上につなげていきたい」と話しています。