保育定員1,475人増 浜松市、2017年度

　浜松市は22日、2017年度に新たな認定こども園と私立保育所の創設や増改築などで計1,475人の定員増加が図られる見通しを示しました。同日、市役所で開かれた市社会福祉審議会児童福祉専門分科会で、市担当者が保育所などの待機児童解消に向けた対応策として見込みを報告しました。
　定員増の内訳は、新設の認定こども園5園、私立保育園3園で計960人。増改築などで定員を拡大する6園で計220人。現在、事業者を募集している地域型保育事業で295人。2018年度にも定員を1,300人拡大する計画を示しました。同市の待機児童数は214人(4月1日現在)で県内最多。前年に比べ、ほぼ半減しています。
　委員からは、保育士不足を訴える声や、潜在保育士の実態調査などを求める意見がありました。市担当者は県内の施設に一定期間勤務すれば、返済を免除する「保育士修学資金貸付事業」などの支援制度を紹介した上で、市内の民間施設や養成校と連携して確保策を検討する