保育士配置基準の条例改正案が可決見通し(鳥取県)
保育士の配置基準を緩和する条例改正案が16日の鳥取県議会の常任委員会で賛成多数となりました。鳥取県は、最低2人求められている保育士の配置について、朝や夕方の子どもが少ない時間帯は保育士1人と補助の1人でも可能とするなど条例の改正案を提案しています。
福祉生活病院常任委員会では、「保育士が増える裏付けがない」など、反対意見も出されましたが、改正案は賛成多数となり、17日の本会議でも可決される見通しになりました。条例改正で、最も心配されるのが「保育の質の低下」ですが、その対策として鳥取県は、保育士免許をもたない「補助の人」を対象に延べ11日間の研修を行い、質の維持に努めるとしています。鳥取県では今年4月には保育士の再就職などを支援するセンターも立ち上げていて、今後も保育士確保に力を入れていく方針です。